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「もっと自由なフルサイズへ。」
こちらが,SONYが公式に出しているα7Cのコンセプトで,2020年9月の時点で,光学式ボディ内手ブレ補正機構およびフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラの中で最小・最軽量とのことです.
私が最初に買った一眼カメラはSONYのAPS-Cミラーレスである「α6600」でしたが,少し前にSONYのフルサイズミラーレス「α7C」に買い替えました.そこで今回はα7Cのメリット・デメリットを考え,どんな人にオススメか,なぜ自分が買い替えたのかを記事にしていこうと思います.
これから一眼レフを買おうとしている人や,マイクロフォーサーズ・APS-Cからの買い替えを迷っている方にとって参考になればと思います.
本題に入る前に,軽くセンサーサイズについて説明しておきます.
カメラはイメージセンサーに光を取り込むことで写真を作り出しますが,このイメージセンサーのサイズには種類がいくつかあります.
最初に書いたとおりα7Cはフルサイズを搭載しています.センサーサイズが大きいほど一般的に
- よくボケる
- 白飛び,黒つぶれが起きにくい
- 階調が豊か
と言われています.(細かい原理などは割愛します)
α7Cの概要
α7cのメリット・デメリット
あくまで主観であり,細かいところをあげるともう少しありそうですが,特に大きいと感じたメリット・デメリットを上げました.
メリット
- センサーサイズがフルサイズ
- バリアングルモニター
- 重量
- AF性能
- レンズの豊富さ
デメリット
- ファインダーが微妙
- バリアングルモニター
- カスタムボタンが少ない
- 4K撮影時が24fpsまたは30fpsのみ
- 金額が高くなる
ここから一つずつ理由を書いていきます.
メリット
センサーサイズがフルサイズ
特に暗いところで撮影することが多い人はメリットになるかなと思います.私の場合は,
- キャンプの夜
- 夜景
などで撮るとることが多いので,黒つぶれが起きにくいフルサイズを選びました.もちろんキャンプの夜はライトを付けたり,夜景を撮るときは三脚を使ったりしますが,やはりダイナミックレンジが広い方が嬉しいです.
もちろん昼間でも白飛びしづらいので,やはりセンサーサイズは大きいほうがいいと思います.
※ダイナミックレンジ = 表現できる明るさの範囲
バリアングルモニター (重要度2)
vlogを撮るときはモニターが反転するのは大事だと思います.チルトモニターで反転するカメラもありますが,チルトモニターだと外部マイクを取り付けるとモニターが見えなくなるので外部のケージが必要になります.
またバリアングルだと縦撮りするときも自由がきくので,写真を撮るときも便利だと思います.
重量 (重要度2)
大きさや重量はやっぱり大事だと思います.特にvlogで自撮りをするときなどは手を伸ばすことが多いので,重いカメラだときついです.
AF性能 (重要度1)
これはSONYのカメラ全般に言えることですが,AF(オートフォーカス)性能がいいです.暗いところでは時々合わなくなることもありますが,ピントが合わなくて困ることはほとんど無いです.
特にvlogなど動画を撮るときはMF(マニュアルフォーカス)よりもAFを使うことが多いと思うので,動画を撮ることが多い人は,AF性能が優秀なのは大きいメリットだと思います.
ただ最近は他の会社のカメラもAF性能が良くなっていると聞いているので,これが決定打にはならないかもしれません.
レンズの豊富さ (重要度3)
これもSONYのカメラ全般に言えることですが,SONY純正レンズに加えてTAMRONやSIGMAなど,サードパーティ製のレンズが多いのは本当に助かります.サードパーティ製のレンズは,基本的に純正より安価でありながら性能も大きく落ちることはありません.プロの現場とかで使う方でなければ十分だと思います.そこまで金額をかけたくない方であれば,これはかなり大事なところだと思いますし,単純にレンズの選択肢が多いのは大きいメリットです.
デメリット
項目ごとにある矢印は,自分がデメリットに対してどう思ったかです.
ファインダーが微妙
そもそも本体が小さいので当たり前かもしれませんが,ファインダーが他のフルサイズミラーレス機に比べて小さく,浅いです.アイカップも付属していません.また,ファインダーに映る画質も他の同価格帯のカメラと比べ一段劣ります.なのでファインダーを多用する方は不満かもしれません.
→ 自分はファインダーを覗いて撮ることに拘りは無く,モニターを見て動画を撮ることがメインの使い方なのでここは気にしなかったです.
バリアングルモニター
バリアングルはメリットの方にも挙げましたが,人によってはデメリットにもなるかも知れません.
バリアングルは横向きで撮影しているときにモニターを開くと,レンズとモニターの軸がズレます.チルトモニターだと軸はほとんどズレないため,これまでチルトモニターを使っている方はもしかしたら気になるかも知れません.
→ 軸がズレるのは慣れれば大丈夫かなと.それよりもバリアングルのメリットの方が自分は大きく感じたのでここも気にしなかったです.
カスタムボタンが少ない
α7Cの本体に付いているカスタムボタンは7個です.他の同価格帯 (あるいはもう少し安い) カメラでも,あと2.3個はカスタムボタンが付いていると思います.αRⅣとかだとあと5個くらいついていますね.これはカスタムボタンをしっかり割り当てて撮影を効率化したい人は不便に感じると思います.
→ 自分は仕事など忙しい中で使うわけでは無いですし,カスタムボタンは7個くらいあれば十分かなと思いました.もちろんあることに越したことはないですが...
4K撮影時が24fpsまたは30fpsのみ
α7Cはバリアングルだったり,連続動画撮影時間の制限がなかったりなど,他のミラーレス機に比べ動画を撮るように考えられていると言われています.だからこそ,4k60fpsは欲しかったなと思うのが本音です.4kだと24fpsか30fpsしかないので,スローモーションが難しくなります.
※fpsとスローモーションの関係もここでは割愛しますが,vlogなど作る上で大事なのでぜひ調べてみてください!
→ ここは妥協しました.笑
金額が高くなる
フルサイズミラーレス機にしては高くないとは思いますが,やはりAPS-Cミラーレス機に比べると金額は上がります.またAPS-Cだとレンズも安く収めることができるので,本体の金額差以上に総額の差はつくと思います.
→ 気合です.
まとめ
いかかでしたでしょうか.あくでも主観ですが,参考にしていただけたでしょうか.
軽くまとめると,
-
vlogも写真も両方撮りたい.
-
暗い場所や,自然など明暗差が広い場所での撮影が多い.
-
予算をそこそこかけられる.
こういった方々には購入を検討する意義のあるカメラかと思います.
反対に,
-
ファインダーを覗いて撮りたい
-
動画はほぼ撮らない.
こういった方々はα7Ⅲなど,他のカメラを検討した方がいいかなと思います.
では,今回の記事はここまでです.最後まで読んでいただいた方ありがとうございました.👋
ちなみに以下の投稿はα7Cで撮りました.
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